2008年3月4日(火)

産総研、高効率色素増感太陽電池を開発
  産業技術総合研究所は太陽光に対する光電変換効率が11.0%と、従来の効率を0.5%ほど上回るタンデム型色素増感太陽電池を開発した。今回、透明性が高く起電力の大きな酸化チタン電極の作製に成功、上部セルに用いることで高効率化に成功した。
JR東日本がバイオディーゼル燃料を実証
 JR東日本はバイオディーゼル燃料の実証試験を開始した。JR東日本グループのホテルメトロポリタン(東京・池袋)から排出された廃食用油を原料にバイオディーゼル燃料を精製し、ジェイアールバス関東が運行する白河市循環バス(福島県)の燃料として使用する 。


2008年3月5日(水)

エネルギー革新技術計画21の重点項目提示
  経済産業省は、「クールアース50」を実現するため、「クールアース エネルギー革新技術計画」を取りまとめた。省内に有識者会議を設置して、重点的に取り組むべき革新技術として21の技術を、また、これらの技術開発のロードマップも策定した。


2008年3月6日(木)

国内排出量取引制度、環境省は検討を本格化
  環境省は、国内排出量取引制度の具体的な制度設計に向けた検討を本格化させた。洞爺湖サミットに向けて、CO2削減に向けた有力な制度として排出量取引制度が浮上していることを受け、日本型の排出量取引制度を提示し、議論のリード役を狙う
 

2008年3月7日(金)

経産省も排出量取引委員会で検討
  経済産業省も国内排出権取引について「地球温暖化対応のための経済的手法研究会」(座長・茅陽一地球環境産業技術研究機構副理事長・研究所長)を設け、検討を開始。国内排出量取引制度と環境税を含む経済的手法を検討課題とし、洞爺湖サミットを念頭に置いた6月をメドに結果をまとめる。
省エネ法と温対法の改正案を国会に提出
  政府は省エネ法と温対法の改正案をまとめ、今国会に提出した。温対法の改正は温室効果ガスの算定・報告を事業者単位に変更することや、事業者に排出量の届け出を義務化することなど。省エネ法の改正点は、事業場単位であった省エネ義務を事業者単位に改めるなど。


  2008年3月10日(月)

電気事業分科会が基本方針取りまとめ
 総合エネルギー調査会・電気事業分科会は次期電力制度改革についての基本答申を取りまとめた。今後、卸電力取引所の改革やCO2フリー電力、CDMクレジットの商品化などについての詳細制度設計を行った上で、6月をメドに最終答申を行う。
グリーン電力証書のガイドライン素案提示
  グリーン電力利用拡大小委が第3回目の会合。グリーン電力証書制度のガイドラインについて素案審議し、グリーン電力証書の対象となる新エネの範囲や認証期間の基準、設備認定やグリーン電力の管理、認証、マーク制度などについて意見交換した。
コニカミノルタプラザ7万2千kW時のG電力
 コニカミノルタは、同社が運営する東京・新宿のコニカミノルタプラザの展示で使用するすべての電力にグリーン電力を充てる。日本自然エネルギー(三野治紀社長)から調達、内訳は約9割がバイオマスで、残り約1割が風力発電の電源。
JHIF第8回会議はPHEV開発がテーマ
  日本水素エネルギー産業会議(JHIF、平田賢会長)は東京工業大学の大岡山キャンパスで「第8回会議」を開催した。家庭用電源で充電可能なプラグインハイブリッド自動車(PHEV)の開発動向についてフランス電力のほか、日本国内の取り組みを関係者が紹介した。
 

2008年3月12日(水)

新型エコウィル、4月に発売
 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガスのガス大手4社は新型エコウィルを4月から発売すると発表。4社とノーリツ、長府製作所が共同開発した排熱利用給湯暖房ユニットをよりコンパクト化、システム効率を改善して経済性を向上させた。ホンダ製の1kWガスエンジン発電ユニットと組み合わせる。
岩谷産業が液化水素製造プラント建設
 岩谷産業は、子会社の岩谷瓦斯・千葉工場内(市原市)に液化水素製造プラントを建設すると発表した。隣接する工場の副生水素ガスを原料に液化水素を製造し、関東地区を中心に安定供給体制の充実を図る。4月に着工し09年6月に営業運転を開始する。
 

2008年3月13日(木)


大阪ガスがPEFCの耐久性にメド
  大阪ガスは、家庭用固体高分子型燃料電池(PEFC)コージェネレーションシステムで、4万時間の耐久性にメドを付けたと発表した。今後、さらにコストダウンと信頼性の向上を加速させ09年度の商品化を目指す。
日本風力開発がPPS登録
  日本風力開発(塚脇正幸社長)は、特定規模電気事業者(PPS)の届け出を行った。青森県六ヶ所村の二又風力発電所の5万1千kWの電源と3万4千kWの蓄電池を電源として電力販売を行う。


2008年3月14日(金)


CHP・DHC国際シンポ開催
  日本ガス協会と日本コージェネレーションセンターが設立した「コージェネレーション・地域冷暖房普及促進協議会(CHP・DHCコンソーシアム)」(平田賢会長)は、ホテルグリーンタワー幕張で「CHP・DHC国際シンポジウム」を開催した。幕張地域冷暖房センターの見学会も行われた。
G20、ポスト京都枠組みテーマに開催
  ポスト京都の枠組みづくりの議論を行うG20対話が3日間、千葉市で開催された。G8および中国、インドなど21カ国の環境・エネルギー担当大臣などが参加した。気候変動、クリーンエネルギーおよび持続可能な開発に関する第4回閣僚対話として開催されたもの。結果は洞爺湖サミットに報告される。
新エネ部会で太陽光と風力の技術をプレゼン
  総合エネルギー調査会・新エネルギー部会(部会長・柏木孝夫東京工業大学統合研究院教授)が第23回の会合を開き、太陽光発電と風力発電、また蓄電池技術の現状について、委員や関係業界の講師からプレゼンテーションを受けた。
イオン、CO2排出を06年度比3割減へ
  イオンは国内小売業では初めて、CO2の排出削減目標の具体的数値を定めた「イオン温暖化防止宣言」を策定した。12年度に総量で06年度比30%減となる185万トンの削減を目指す。


2008年3月17日(月)


CO2削減取り組み検証作業を開始
  京都議定書目標達成計画のCO2削減の取り組みの進ちょく状況について評価検証を行う中央環境審議会と産業構造審議会の合同会議が開催され、計画改定後の自主行動計画のフォローアップに向けて検証作業を開始した。


2008年3月18日(火)

日本型バイオ燃料サミット開催
  農林水産省が主催する「日本型バイオ燃料サミット」が、東京・大手町のサンケイプラザで開催された。食料と競合しない「日本型のバイオマス」開発の推進を目的に、今後の拡大に向けて講演とパネルディスカッションが行われた。


2008年3月19日(水)

長期エネ需給見通し取りまとめる
  総合資源エネルギー調査会の需給部会が第7回の会合を開き、30年を最終年度とする長期エネルギー需給見通しを取りまとめた。現在の技術水準を省エネの進展度合いに応じて3ケースに分け、それぞれの需給見通しを提示した。
三菱電機、太陽光発電事業を拡大
  三菱電機は、15cm角サイズの多結晶シリコン太陽電池セルでは世界最高の光電変換効率となる18.6%を達成するとともに、太陽光発電システムの生産体制を現在の約15万kWから12年度には50万kWに増強すると発表した。
低炭素社会ビジョンの論点まとまる
  50年を見通した低炭素社会のビジョン作りを行っていた中央環境審議会の地球環境部会が「論点」をまとめた。「地球温暖化問題に関する懇談会」に引き継がれ、洞爺湖サミットに向けた日本の低炭素社会の実現に向けたビジョンの下敷きとされる。
ヤマハ、燃料転換でCO2削減
 ヤマハは、豊岡工場(静岡県豊岡村)のボイラー燃料を重油から天然ガスに転換し、CO2を年間約970トン削減すると発表した。すでに新設備の運転を開始している。


2008年3月24日(月)

三菱重工が小型ディーゼル生産規模を拡大
 三菱重工業は、小型ディーゼルエンジンの生産能力を20万台の規模まで拡大すると発表した。中国やロシアなどのアジアや南米の新興諸国の需要に対応。今年半ばから順次稼働させる方針で、12億5千万円の設備投資を行う。


2008年3月26日(水)

バイオ燃料技術革新協議会で計画まとまる
 経済産業省は、第2回バイオ燃料技術革新協議会(委員長・鮫島正浩東京大学大学院教授)を開き、革新的技術開発を行って15年に、1L当たり40円を目標にバイオエタノールの生産を目指す「バイオ燃料技術革新計画」をまとめた。 


2008年3月27日(水)

日立マクセルが高活性新触媒を開発
 日立マクセルは、燃料電池の電極に使用される触媒として白金よりも約4.8倍の酸素還元電流を発生する高活性な新触媒を開発したと発表した。 
シャープ、太陽電池生産100万kW規模に
 シャープは、大阪府堺市に建設する薄膜太陽電池の製造工場の生産規模を年間100万kW規模まで拡張可能なものにすると発表した。 


2008年3月28(水)

都市ガス大手3社がバイオガス導管受け入れ
 東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの都市ガス大手3社は、4月1日からバイオガスをガス導管に受け入れ購入することにした。購入価格は、ガス会社が販売している同規模の販売価格を参考にして決める。 
JOGMEC、メタンガス連続産出に成功
 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、国のメタンハイドレート開発促進事業の一環としてカナダ北西部の北極圏で実施している陸上産出試験で、6日間連続でメタンハイドレート層から天然ガスの連続生産に成功したと発表した。