2007年1月8日(月)

ヤマハ天竜工場にガスエンジンコージェネ
 ヤマハは天竜工場(静岡県浜松市)に出力815kWのガスエンジンコージェネを導入、1月8日から稼働を開始した。ガスエンジンは三菱重工業製。ESCO事業として、コージェネテクノサービスが設置し運営していく。コージェネの導入によって、原油換算で年間約250キロリットル相当の1次エネルギーと、年間約1600トンのCO2排出量が削減できるという。今回の天竜工場へのコージェネ導入によるCO2削減効果は、05年のグループ全体(生産系)のCO2排出量総計の1.6%に相当することから、目標達成に向けて大きく寄与すると期待している。


2007年1月12日(木)

シャープ、太陽電池セル増産へ
 太陽電池セル生産世界首位のシャープは、主力の葛城工場(奈良県)に約30億円を投じて新設備を導入、生産能力を3月から年産11万kW増強し、同工場の年間生産能力を世界最大の71万kWに引き上げる。ドイツと同様の電力買い取り制度をイタリア、スペイン、フランスがスタートさせたことで、急激な需要増が見込まれる欧州市場に対応するもの。
フジプレアムらが球状太陽電池セルを生産
 太陽光発電システム製造のフジプレアム(姫路市)と、集光型球状シリコン太陽電池(CB)の基本特許を所有するクリーンベンチャー21(京都市)は、加・太陽電池メーカーのフォトワットテクノロジー社(オンタリオ州)から、CBの材料となるシリコン球の供給を受けCBセルとモジュールの生産に乗り出す。07年度中に月産1千kW、10年度には年産12万kWを目指す。


2007年1月16日(火)

大阪府エコタウンで世界初の木質エタノールを生産
 大成建設、丸紅など5社が共同設立したバイオエタノール・ジャパン・関西(本社・大阪市)が、大阪府エコタウン(堺市)内に建設したプラントで、廃木材を原料とする燃料用エタノールの製造を開始した。プラントは、年間3万トンの廃木材から3700キロリットルのエタノールを製造できる。木質系バイオマスからエタノールを製造するのは世界初。バイオ関西は大成、丸紅のほかサッポロビール、大栄環境、東京ボード工業によって04年3月に設立。環境省の「地球温暖化対策ビジネスモデルインキュベーター事業」に採択され、同省の助成を受けプラントを建設した。
三洋電機、大津市に太陽光組立工場を建設
 三洋電機は自社の滋賀工場(大津市)跡地に太陽光発電装置の組立工場を建設する。近く着工し、08年1月から年間4万kWを組み立てる。太陽電池セルでは2年間で約190億円を投資し、08年度には生産能力を現行の2倍以上となる年産35万kWに拡大する。同社は現在、二色の浜工場と、子会社の島根三洋で太陽電池セルを生産しており、それぞれ11万5千kW、5万kWの生産能力を有している。
06年度省エネ大賞決まる
 省エネルギーセンターは06年度「省エネ大賞」の受賞機器・システムを決めた。この内、川重冷熱工業がCOP1.6を達成し、世界で初めて商品化した3重効用高効率ガス吸収冷温水機がセンター会長賞の一つに選ばれるなど、全部で20件が受賞した。省エネ大賞の表彰式は東京・有明の東京ビッグサイトで行われ、受賞機器・システムは東京ビッグサイトとインテックス大阪で開催するENEX2007で展示される。
富士経済がエネソル市場調査まとまる
 富士経済はエネルギーソリューションサービス市場の調査結果をまとめた。オンサイト発電市場は、エネサーブの事業撤退によりディーゼル自家発電市場が縮小し、06年度の市場規模は2400億円にとどまるもののガスコージェネが順調に伸び、2010年度には2880億円に拡大すると見通している。
 

2007年1月18日(木)

12月末RPS認定設備は450万kW台に
 資源エネルギー庁は、12月末のRPS認定設備の状況をまとめた。RPS発電設備の認定件数は前月末に比べ5389件増えて31万9114件に、設備容量の合計(バイオマス燃料相当分)では8万4995kW増の451万3647kWとなった。
燃料電池大規模実証、省エネ効果は15.3%
 経済産業省は、新エネ財団を通じて実施している定置用燃料電池の大規模実証事業の実証結果について、05年10月〜06年9月までの1年間で15.3%の省エネ効果が実証できたとする報告を行った。参加サイトの電気利用効率は平均で26.0%、熱利用効率は37.1%と電気と熱の利用効率が高かったことが省エネ性を高めたことにつながったと評価している。火力発電との比較による年間のCO2削減量は全サイトの平均で850kg/CO2で、削減率は28.0%という高い値を達成できたとしている。
06年度優秀省エネ機器12件決まる
 日本機械工業連合会は、06年度の優秀省エネルギー機器を決めた。この中で、同連合会会長賞に荏原製作所が開発した「マイクロガスタービン(MGT)消化ガスコージェネレーションシステム」が輝いたほか、経済産業大臣賞、資源エネルギー庁長官賞を合わせ12機器が選ばれた。表彰式は2月5日、東京・飯田橋のホテルグランドパレスで行われる。


2007年1月19日(金)

風力発電協会が賀詞交換会
 風力発電協会は、東京・大手町のJFEビルで新年賀詞交換会を開催した。森輝明会長は「風力発電は国内では環境の厳しさが増しているが、今年はRPS義務量の見直しや洋上風力の検討など課題も多く、協会への期待も高まっている」と述べた。


2007年1月22日(月)

神鋼電機の小型風力、欧米諸国で好評
 神鋼電機の小型風力発電機「そよ風くん」(定格出力760〜1840Wまでの4機種)が、昨年5月の独・ハンブルグ市での風力発電の展示会に出展以降、欧米諸国で反響を呼び、各国から代理店契約の希望が相次いでいる。03年に発売したそよ風くんは一般家庭や企業、自治体、学校、道の駅など内外併せて約600台の設置実績がある。


2007年1月24日(水)

シャープ、新開発の太陽電池を量産
 シャープはトリプル型薄膜太陽電池を開発、5月から葛城工場で量産を開始すると発表した。新開発の3層構造電池は従来の2層構造と同一の設備で製造できることから新たな設備投資が必要なく、変換効率が上がったことでコスト低減が可能となったのに加え、建材一体型のモジュールなどに製品化する場合にコンパクト化が図れるほか、同一面積では高出力化が図れるなどのメリットが得られる。
タクマが独でバイオマス発電プラント受注
 タクマの独・子会社がオーストリアン・エナジー・エンバイロンメント社と共同で、独・シュタットヴェルケ・ライプチヒ社から間ばつ材などを燃料とするバイオマス発電プラントを受注したと発表した。09年3月に引き渡す。タクマは英国やドイツでRDF(ゴミ固形化燃料)発電、デンマークでバイオマス発電を連続受注するなど今期、欧州での受注額は約360億円を確保している。


2007年1月25日(木)

発電効率45%の家庭用SOFC
 大阪ガスと京セラは、家庭用の固体酸化物型燃料電池(SOFC)コージェネシステムを開発した。08年度の市場投入に向けた原型機として実用化に向けた取組を進める。電気出力は700Wで、発電効率は45%と驚異的に高いことが実証試験で確認されている。熱需要の少ない家庭でも効率的な運転ができる。
京都市が家庭用廃油燃料で燃料電池を運転実証
 京都市は家庭ゴミや家庭用の天ぷら油などを回収・選別したバイオマスから水素ガスを製造し、燃料電池で発電する実験に成功した。家庭ゴミを簡易選別することである程度の異物混入があっても安定的にバイオガスが発生することや、生ゴミだけでなく一定割合の紙類を混入すればバイオガスが効率よく発生することなどの成果が確認できたとしている。


2007年1月29日(月)

RPS14年度義務量は160億kWに
 RPS法に基づく14年度までの次期義務量について検討しているRPS法小委員会が第5回目の会合を開き、次期最終年度に当たる14年度の義務量(目標量)を160億kWとする事務局案を承認した。太陽光については電力量を2倍としてカウントする。


2007年1月31日(水)

コージェネのCO2排出係数案を公表
 資源エネルギー庁は、温対法に基づく省エネ指定工場のCO2排出係数の算定について検討会を開催、懸案となっていた自家発やコージェネのCO2排出係数の算定方法について案を示した。自家発については燃料使用量から算出するが、コージェネについては共通の標準係数を電気と熱についてそれぞれ提案した。発電効率は規模やエンジン種別などを問わず発電効率36.5%で計算する。
Jパワー、郡山で風力発電所を竣工
 電源開発(Jパワー)の出資会社・グリーンパワー郡山布引が建設を進めてきた郡山布引高原風力発電所がしゅん工したと発表した。風車基数33基、合計出力は国内最大の6万5980kWとなる。現在実施中の試験データが整い次第、2月中にも営業運転を開始する。総事業費は約120億円。Jパワーが国内で手がける風力発電所としては9地点目、総出力は21万530kWとなる。
ENEX2007を開催
 省エネルギーセンターが主催する「ENEX2007」が1月31〜2月2日まで、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。第31回目となる今回は、会場を「エネルギーソリューションエリア」と「スマートライフエキスポエリア」の2つに分け、121の企業・団体による省エネ・新エネ関連の最新機器やシステム展示のほか、環境に配慮した先進的な取り組み紹介が行われた。大阪会場は2月22〜24日まで、インテックス大阪で開かれる。
優良ESCO事業を表彰
 省エネルギーセンターはこのほど「第2回優良ESCO事業」を決め、東京・有明の東京ビッグサイトで表彰式を行った。金賞には日立製作所と日東電工尾道事業所のESCO事業が輝くなど、合わせて4件が表彰された。導入後1年以上の運転実績を持つ、省エネ性に優れたESCO導入事例を表彰する。受賞事例はENEX2007で紹介された。